医療コラム

  1. 膿皮症

    アポクリン汗腺の開口する毛包の閉塞により、汗腺を繰り返す、化膿性汗腺炎のことを言います。臀部、会陰部、肛門周囲に起きる化膿性汗腺炎のことを慢性膿皮症としています。原因は不明ですが、ストレス、皮膚の不潔、肥満、多汗症、化学的脱毛などが誘因となって、痤創が前駆病変となっている可能性があります。感…

  2. 肛門掻痒症

    肛門が痒くなる原因は、器質的疾患を伴わないもの(特発性肛門掻痒症)と、基礎疾患に伴うもの(続発性肛門掻痒症)があります。原因は以下のように非常に多彩です。【特発性肛門掻痒症】*身体的素因肥満、漏斗状肛門、多毛*排便習慣頻便、下痢、便秘、肛門狭窄*食事コーヒー、紅茶…

  3. 乳児痔瘻

    乳児痔瘻は文字通り、乳児に発生する痔瘻です。ほとんどが男児で、肛門の側方向に発症します。オムツの交換時におしりの周りが赤く腫れ上がっていること(肛門周囲膿瘍の状態)でご両親が気づくことが多いです。膿の貯留が認められる場合には切開排膿が必要ですが、発赤・腫脹のみであれば抗生物質の内服をして…

  4. 大腸憩室症

    大腸の壁の強さと、腸管内圧のバランスが崩れたために、大腸の壁の一部が風船状に膨らんでしまう病気です。多くは多発します。慢性便秘症や、慢性下痢症、高齢などが原因と考えられます、大腸憩室症のほとんどは無症状であり、治療の対象にはなりませんが、憩室出血や憩室炎といった症状を来たす場合には治療が必要…

  5. 痔瘻根治術

    痔瘻(あな痔)の手術治療についてです。下記のような術式があり、それぞれ痔瘻のタイプに合わせて考える必要があります。…

  6. 肛門周囲膿瘍・痔瘻

    直腸と肛門上皮の境となる歯状線という場所があります。その窪み(肛門陰窩)から細菌が入り込み、肛門腺が化膿して、膿の溜まりを形成します。それを肛門周囲膿瘍と言います。肛門周囲膿瘍が自壊したり、切開排膿することにより、皮膚とトンネル形成します。そのトンネルが自然に治癒することもありますが、大部分は膿…

  7. 炎症性腸疾患(IBD)について

    炎症性腸疾患(IBD; Inflammatory bowel disease)は、「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」や「腸管ベーチェット」などの総称です。何らかの原因で、免疫機構に異常をきたし、自己の免疫細胞が腸を攻撃してしまうことにより、炎症をきたします。主に慢性的な下痢や腹痛、血便などの症…

  8. 急性下痢症について

    急性下痢症の90%は感染性であると言われております。ウイルス性、細菌性に関わらず、まずは脱水にならないように、下痢で出ていく分、しっかり水分補給することが重要です。吐き気や腹痛が強い場合には、症状に合わせて薬を処方することもあります(対症療法)。しかし、抗生物質の処方は気をつけなくてはなりま…

  9. 当院の内視鏡洗浄について

    当院では、日本内視鏡学会がガイドラインとして提案するように、内視鏡の洗浄はオリンパス社製の専用の自動洗浄機を用いて過酢酸による高水準消毒を行っております。実は、他社の洗浄機も複数ありますが、当院では患者さんの安全を第一に考え、コスト度外視でとことん高水準消毒にこだわりました。以下の表…

  10. 自粛生活中のお尻の悩み

    みなさま、新型コロナの非常事態宣言がようやく解除されましたが、いかがお過ごしでしょうか。日々診療しておりますと、この非常事態宣言中のテレワークが非常にお尻の環境に悪かったことがよくわかります。普段、自宅の慣れない環境で仕事をしていると、ソファで長時間過ごしてしまっ…

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