乳児痔瘻

乳児痔瘻は文字通り、乳児に発生する痔瘻です。
ほとんどが男児で、肛門の側方向に発症します。
オムツの交換時におしりの周りが赤く腫れ上がっていること(肛門周囲膿瘍の状態)でご両親が気づくことが多いです。
膿の貯留が認められる場合には切開排膿が必要ですが、発赤・腫脹のみであれば抗生物質の内服をしていただくこともあります。
しかし、抗生物質により下痢が惹起され、下痢が起こると膿瘍が増悪するため、抗生物質の内服も慎重に考慮しなければなりません。

乳児痔瘻は治療方針に一定の見解はありません。自然治癒することが多いため、急いで痔瘻根治の手術をせずに、膿瘍形成した場合には切開排膿をして経過観察し、中高生くらいまでになっても痔瘻が残っていたら手術を検討する方針にすることが多いです。
一度、小児科医や私たち肛門診療の専門家へのご相談をお勧めいたします。

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