胃がん・大腸がんについて

今回は当院でよく遭遇する胃がんや大腸がんについて、まとめてみます。
胃や大腸の壁は、内側から、粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5層の構造になっています。
がんは一番内側の粘膜から発生します。
そして、だんだんと根を伸ばして、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜へと浸潤していくのです。
浸潤の深達度が粘膜下層までのがんを早期がん、固有筋層に浸潤すると進行がんという名前になります。進行がんって聞くと、だいぶ進んでしまっていっぱい転移もあって、というようながんを想像するかもしれませんが、そうではありません。深達度が固有筋層に達してしまうだけで、進行がんと言うんです。名前がどうかとも思うのですが…。転移の有無は関係ありません。

またがんの転移は2つの方式あります。血行性、リンパ行性です。
血行性転移、つまり血流に乗ってがん細胞が飛んでいくもの、肝転移、肺転移、脳転移、骨転移などが代表的です。また、リンパ行性転移とは、リンパ節転移です。

がんのステージは、これらを総合して決定されます。
TNM分類といって、①深達度がどれくらいか、②リンパ節転移の有無・個数、③遠隔転移の有無によって、ステージ0〜IVまでに分類されます。
予想されるステージによって、治療戦略は変わってきます。

私はこれまでがん治療にも従事してきましたので、検査のみならず、その後の治療を見据えて、詳しいご相談にも乗らさせていただきます。

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